当時24歳の私は小さな街で、一枚の白黒のポスティングチラシからスタートしました。
リフォームのチラシだったのですが、翌日2件の電話がなり、早速午前中に最初のご訪問をしました。
「私にできることはありませんか?」
私はお声をかけ精一杯の提案をしました。お陰様で初日に契約を頂きました。
嬉しかったですね。今でも忘れません。16万円の床工事です。その日の夜、興奮して眠れませんでした。
初めて契約ができた喜びもさることながら、私たちの価値観に共有して下さる方と出逢えたことが心より嬉しかったからです。
現在の専務と嬉しくて二人で飲みました。当時社員は私の他1名(現専務)。たった2人の華やかな門出でした(笑)
その工事が終わった時にお声を掛けていただいた一言、「ありがとう」という言葉だったんです。
この言葉を私たちは生涯忘れません。しかし良いことばかりではありません。
若さゆえに「こんな若くて大丈夫? 仕事出来るのかしら?」といった不安を懐かせてしまう事もしばしばございました。それもそのはず、当時私は24歳でしたから当然ですね。
今、思えばどおってことないことなのですが、当時は「なぜ、認めてくれないんだろう」と悲しい気持ちになったことをよく覚えています。
また同時に「見ていろよ、絶対負けないからな」と心に誓いました。
あれから年月が経ちました。2001年に社名を有限会社新世建設に変更。現場管理を行なっております。
2008年には株式会社シンセイコーポレーションに組織変更をし、沢山の「ありがとう」を皆様に言って頂ける様な会社づくりを目指して行きたいと思います。
私は小さな会社であることに、誇りを持っています。
「強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残るのだ」私たちは変化し続け、よりお客様の価値観に近いものを提供できれば幸いです。
「お客様を理解し、私たちを理解して頂く」ことができれば心より嬉しく思います。
「私にできることはありませんか?」
社員一同お客様とのご縁をお持ちしています。
代表取締役社長 吉田 昌弘